VBAC茶話会

蒸しりんご人気講座
みなさまから要望の多い講座です不定期開催しています

VBAC茶話会

VBAC茶話会 TOLAC茶話会 蒸しりんご

オーナー鍼灸師の平沼公代です。

私は3人の子ども達に恵まれています。

最初の出産は、助産院に通っていましたが

陣痛のさなかに胎児心音が落ち

救急車で緊急搬送された末

大学病院での帝王切開出産でした。

その後、第2子、第3子は下から

産道を通しての経膣分娩での出産をしました。

一度帝王切開を経験した女性が

経膣分娩をすることをVBAC(ブイバック)と言います。

※TOLAC:帝王切開をした人が

次の出産で経腟分娩に「臨むこと」

第1子の産後から約11年。

緊急帝王切開後の

何とも言えない想いを抱いた

11年前のあの時・・・

「今のこの想いは5年、10年経てば
また違った景色に見えるはず。

今の私だけでこのお産の意味を
探し出すのはよそう」

そう思っていました。

何か共有できるものがあれば。

あの時の私にも欲しかった場。

欲しかったのは気持ちに寄り添ってくれる【場】

だから【場作り】【寄り添い】を

提供したくて、このVBAC茶話会を開催しています。

この茶話会を初めてもう5年位になりますが

飛行機、新幹線に乗って他県からも参加される方が多いです。

それほどに深い思いを抱えた女性は多いのです。

母子ともに無事な出産が

何より一番の【いいお産】です。

VBACに向けての 対策、過ごし方、心構え

家族との関わり方、、、

単にVBAC受け入れの病院の紹介ではありません。

大丈夫かな、、と思い詰める必要はないけれど

通常のお産よりリスクがあると言われるVBAC。

前出産でのわだかまりなどご自身の想いを消化して、

次のお産に向かいましょう

年に数回の不定期での開催です。

もう少し想いを書きますね。

《VBAC茶話会を開催しての想い》

私自身の経験、そして

これまで数年間

VBAC茶話会を開催して

参加者の気持ちを聞いていると

特に多いのが

緊急帝王切開になったケースで

気持ちがついていけず

わだかまりを残し

最終的に医師への不信感

絶対的なコミュニケーション不足が要因で

溶けない想いにとらわれている女性は多い。

無事に命を産まないと始まらないけれど

だけど、無事に産みさえすれば終わりじゃない。

その後も人生は続く。

しかも我が分身たる赤ちゃん分の人生も増えて。

同じく、母親たちも

産んだあとも人生は続く。

VBACじゃなくても、初産でも

下から産みたい!と思っている女性

いや、こだわりというんじゃなく

産みたいもなにも

「当然自然に下から産むはずだろう!」と思っている人は

’普通’に多いと思う。

帝王切開なんて考えてもみなかった、し、

説明もされなかったと。

明確なリスクある妊婦さんのもので

自分とは関係がないと思っていたと。

そうしてお産の陣痛の最中

なかなか生まれず停滞し

このままだったら難しいかもねと

急に帝王切開に切り替わった。

一方的にこのままでは危ないから切る

と急に告げられ、その状況で

セカンドオピニオンがあるわけでもなく

受け入れるしかなく・・・という構図が大きい。

その時は、そうするしかないかと思って

受け入れたけど

気持ちがついていけず産後すぐから

「どうしてこうなったのか」という想いが芽生え

日がたつにつれ

本当に切らねばならなかったのか

もう少し待てたのではないか

他の手段があったのでは

他の産院だったら・・・

産後にネットや周囲の話をきいたら

切らずに済んだのではないかと思え・・

という流れの人はすごく多い。

答えのない問いに、自問自答に

時に自責の念にとらわれ

苦しんでいく。

産むことがゴールではなく始まりというように

その先も、子どもを抱え女性の人生は続いていく

そのことを確実に視野に入れて…

【寄り添う】

どう産んだかよりも

どう思って産もうとしたか

そして、

どれだけ寄り添う思いを

持ってくれた人とともに産むか

これがすごく大きいと思うのです。

《下から産むことにこだわっている》

長くなっていますが最後に、

「下から産むことにこだわっている」

と言われるけれど

そっちへのこだわりじゃなくて

「1人の人間として

体を切りたくない」

という思いはシンプルに誰でも

あるんじゃないかなと

思うのです。

そう思っちゃいけないかな?

そこに、お腹の赤ちゃんの生命、という言葉を

持ってこられたら

なにも言えないけれど

言えなくなる状況ができあがるけど

母親が、自分自身の体のことを

大事に思うことはダメなことですか?

小さな命のために体を切ることに

平気になるべき、

平気であるはず、

それは当然と思いますか?

そんなにも自分の体は二の次ですか?

産んだ後も人生は続く。

それこそ1人の体になり

1人の体での人生が続く。

自分の体を大切に思う気持ちはだめですか。

言うまでもなく

誰よりも、本気で自分の分身とさえ思う

我が赤ちゃんを大事に思っているのは母親ですよ。

赤ちゃんの生命を天秤にかけたりしていませんよ。

そういう発想で考えるのは

外から見ているからこそじゃないのか

また、医療サイドとしては

手術が日常的になっている

体を切る人はたくさんいる

そういう病院サイドの感覚では

体にメスをいれることはよくあることで

帝王切開ほどリスクの少ない手術はないんだし、と

思うのかもしれないけれど

日常の世界からすると

体を切るってオオゴトですよ。

しかも20代30代、40代でも

それまで大きな怪我病気もなく

手術をしたことのない女性は多いと思いますよ。

私も人生初の手術でした、帝王切開が。

下から産むことにこだわる

という言い方ばかりされるけど

自分自身の体を大切にしたいし

切りたくないし

切らないでいいものなら

わざわざ切りたくないし

もっと言うなら、自分の体の可能性を信じている

産める可能性を信じている

’普通’の経膣分娩ができる力を信じている

それはダメなことなのだろうか。

普通に、健康的な体を作ろう!と思って生きてきたら

お腹を、しかもあんなにたくさん切りたいとは思わない

切りたくない

切らずに産めるんだったら

下から産みたいよねとおもうんだけど。

《生き方、人生観、そして感謝》

今の時代ね

医療や薬を別に当たり前に享受する人も少なくない。

帝王切開です、ハイ、そうですか

と快諾する人も多い。


なににこだわるかは人によって違う

それがその人それぞれの生き方だから。

お産は、生き方人生観と直結しているもの。

そこに他人でありながら

またその方の人生観、生き方を持って

医療従事者となったプロフェッショナルな方々に

寄り添ってもらう。

皆、無事な命の誕生を思って。

そして皆、その先の人生が続いていく。

私は全ての私のお産で残ったのは

今となってはただただ感謝です。

産んでよかった

生まれてくれてよかった

ここで産めてよかった

多くの人の想いに囲まれて産めてよかった。

命の結びつきにただただ感謝。

人は結局思いを馳せる、寄り添うこと

ここが一番大事なんじゃないかな。

蒸しりんごのVBAC茶話会。

必要な方に届きますように

*途中の写真は、私の初めてのVBAC出産である娘の誕生時の写真です。

参加者の感想を一部ご紹介です

 友人に教えてもらい参加しました。
 一人目が緊急帝王切開で辛かったです(心が・・)
 気持ちがついてこなかった。
 同じ気持ちを共有してもらいたかったので参加しました。

 こんな講座をしてくれるところはほとんどないので、ずっと続けて下さい。 とても良いです。
 沢山の人が救われていると思います。

 VBACがどのようなものなのか、勉強してみたいと思い参加しました。
 知らなかったことが沢山分かりました。
 子宮破裂の死亡事故が起きた詳しい数字を知りたいと思いました。
 今日は貴重な経験をありがとうございました。

 VBACについての情報が少なく、少しでも情報を知りたいと思い参加しました。
 細かく話してくれて、情報も聞く事ができ、参加して良かったと思いました。
 漠然とした不安が多かったのですが、前向きに考えようと思えました。

 今回で3回目ですが、毎回共感しあえて安心して孤独感が和らぎます。
 VBACでのリスクで実際にどんな経過、どんな状況かを今大学の先生に調べて頂いていると聞いて、
 自分もとても知りたいことだったのでありがたいと思いました。
 分かればぜひ教えて頂きたいです。
 今日もありがとうございました